実験 紅茶のほうじ茶を作る
紅茶好きの方が見たら怒るだろうな…と思いつつ、トワイニングのティーバックセットから、大好きなアールグレイをチョイス。
ティーバッグをはさみで切って、茶葉を焙烙に移し、弱火にかけること約30秒。焙烙を火から少し離して揺すると、ベルガモットの芳しい香りがふわっと広がって、思わずうっとり。
ティーバッグに使われる茶葉は、抽出時間を短くするために、茶葉がとても細かい(裁断されている)ので、うっかりするとすぐ黒コゲ状態に。熱が均等にいきわたるよう注意して焙烙を揺すること1分半。茶葉はいい具合にこげ茶色を極めているのに、なかなかほうじ茶特有の香ばしさが出てきません。
いつまでたってもベルガモットの香りを放ち続けるアールグレイ。
「わたしはアールグレイよ。火あぶりにされて灰になってもアールグレイなの!」
焙烙の中から、高貴な魂の叫びが聞こえてきたようなこないような…。
まあ、フレーバーティーだから、着香がしっかりされているってことなんだと思います。
だからって、ここであきらめるわけにはいかんのです。なんとか、ほうじ茶らしくなってもらわねば。
少し火を強め、辛抱強く焙烙を振り続けると2分ほど。白い湯気(煙?)が出始めたころから、それまでの香りから甘みが抜けてキリッとしたヒノキのような香りなってきました。そして、その奥にはかすかな焦げ臭が。
茶葉は砂鉄っぽい感じ。けっこう焙じたからなあ…。
茶葉を焙烙から急須に移し、熱湯を注ぐと… ジュワ~っといい音がして、スパイシーな木のような香りがふわっ。
抽出時間はほうじ茶に習い25秒程度とり、湯飲みに注ぎます。
【水色】
色は焙じる前より完全に茶色くなっていて、完全にほうじ茶色。
【風味】
香りはスパイシーなヒノキという感じ。
飲んでみると… こ、これは飲んだことない風味。
あれだけ焙じたんだから、さぞかし火香を感じるかと思いきやそうではなく、じゃあ、紅茶のままかというと、紅茶でもないような…。でも、和か洋か?というと、どちらかといえば洋の味。美味しいとは言えないけれど、未体験の新しい風味です。
【感想】
紅茶は煎茶に比べてカフェインを多く含むので、私のように紅茶が胃に強く当たるという人は試してみてもいいかもしれません(高温で焙じることで、カフェインが減るので)。
ただ、この手間をかけてまで、飲む価値があるかどうか…というと言葉につまってしまいます。
ヒノキのような香りを感じたのは、アールグレイの香り付けに使われているベルガモットオイルが、熱で変質したためでしょう。
ちなみに、ダージリンティーでも試してみましたが、わずかに和風が入り込んだ微妙な風味の地味なお茶になりました…。
紅茶を焙じれば、発酵茶独特の豊かな香りと焙じたことで生まれる香ばしさが合わさって、新しい魅力に出会えるかと思ったんですが…。うう~ん、残念!
茶殻に合掌…。
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コメント
茶の子ちゃん、楽しい~! 紅茶を焙じるという発想がステキ♪ いろいろ実験すれば、いつか誰も思いつかなかったような新しいほうじ茶が生まれるのでは!! ごま茶とか(香ばしいものといえばこれしか思いつかない発想が貧困な私…)、青汁茶とか…。それにしても、ヒノキの香りに変化するというのが不思議~!
投稿: パン子 | 2007年3月25日 (日) 23時22分
パン子ちゃん、新しいアイデアをありがとう。
青汁を焙じるというのは今まで思いつかなかったわ! 意外と新しい香ばしさに出会えそう~。 本来の「茶」からは遠ざかるけど、これからも好奇心に任せていろいろ焙じていくつもり。お付き合い願いします~♪
投稿: 茶の子 | 2007年3月26日 (月) 14時15分
おー、茶の子さん、今回は「チャレンジ」してますね♪
これからも何を焙じてくれるのか楽しみです。
試飲してみたい…。
ところでTBPですが、いきなりタイトルを無視した記事が送信されてますな。
片っぽはアフィリだから問題外!だけれど…。
投稿: 鈴吉 | 2007年3月27日 (火) 00時49分
鈴吉さん、こんにちわ~。
TBP(最初なんのこっちゃわかりませんでした…)の件、教えてくれてありがとうございます~。昨日、1つ消したつもり何だけど、それのことかしら…? あとで確認してみますです。ありがとね~☆
投稿: 茶の子 | 2007年3月27日 (火) 13時02分
久々に、コメントできる環境にいるので、コメントしてみました。
紅茶を焙じる…うん!おもしろいです。
おいしくなりそうな気がするのにね~。
私は、基本的にスモークものは、なんでも好きなのですが、
(チーズ、サーモン、いぶりがっことか)
スモーク好きな(自分で燻る)人も、いろいろな食材のスモークにトライしたりしてますよね。
茶の子さんも、いろんなものを焙じるのにトライしてみて~。
ちなみに、先日お話していた金太郎飴(…とは言わないか)の
お店は以下のところです。
本店はバルセロナなんだって。日本だけの文化じゃないのね~。
http://042.musashino.105.7272.tv/report.php?SID=13420&PT=8
投稿: にゃう | 2007年3月27日 (火) 14時44分
にゃうさん、久々のコメントありがとう~☆ 食材を燻すると、新たなおいしさが生まれますよね。私も、茶を焙じるばっかりじゃなく、そのほうじ茶で今度何かを燻製にしてみようかな~。でも、うちの換気扇のききがいまいちなので、家が燻製化される可能性が…(こわい)。
飴屋さんの情報ありがとう~。私もあれから気になって実はいろいろ調べてたのでした~! あの世界を素人が真似るのは相当大変だな…って思い(あきらめ早い)、今、違った方向で飴の世界を楽しむことを検討中! 何か発展があったらお知らせするので、またお付き合いくださいませ~♪
投稿: 茶の子 | 2007年3月28日 (水) 23時57分