2009年3月17日 (火)

「バタバタ茶」を飲む 其の二

バタバタ茶の茶葉は、写真のような落ち葉系。Photo
黒というより、ほんのりチョコレート色をしています。
香ばしいほうじ茶の茶葉の香りも好きですが、この手の番茶の茶葉の香りもいい。目を閉じてすーーーっと香りを吸い込むと、静かな山里の風景が浮かんできます。
さて、バタバタ茶は黒茶です。
「黒茶」でプーアール茶を連想する方が多いと思いますが、バタバタ茶もプーアールと同様に、後発酵で作られたお茶です。
(ちなみに、紅茶やウーロン茶は発酵茶。こちらが、茶葉に含まれる酵素の働きで発酵して作るのに対して、黒茶は酵素の働きをいったん止めたあとで、微生物の力で発酵させます。)
プーアールはものによって苦手な私…(あっさりめが好み)。クセが強すぎないことを祈りつつ、パッケージの説明書きを参考に淹れてみることに!

【茶葉を煮出す】
説明書きに、「黒茶を木綿の布袋に適量入れ、ヤカン・茶釜などで沸騰よく煮出す」とあるので、煮出し用のヤカン(普段、お湯を沸かす用のだと匂いが付きそうなので)に、茶葉をざっくりひと掴み入れて、900ccくらいの水で煮出してみました。分量は適当です。でも、あまり濃い黒茶は好きではないので、心もち茶葉は少なめにしてみました。

【バタバタする】Photo_3
説明書きに、「よく煮出した黒茶の汁を、五郎八茶碗(抹茶茶碗より少し小さいくらいのもの)にそそぎ、二本あわせのバタバタ茶筅(写真)を振りたてて泡だてて飲む。塩を耳カキに一杯ほど入れて泡だてると泡立ちがよく味がある」とあります。
でも、我が家には五郎八茶碗はないので、ごはん茶碗サイズの茶器を用意。そこに、トポトポと黒茶の汁(この言い方、いかにも煮出したエキスという感じですね・笑)を注ぎ、専用の不思議な形の茶筅で「バタバタ」してみました。ちなみに、この茶筅、二本くっついているので、「夫婦茶筅」と呼ぶらしいです。
バタバタバタ…
だめです。
茶碗が小さすぎて、存分にバタバタできません。こんなんじゃ、泡なんて立ちゃしません。でも、泡のないバタバタ茶なんて、クリープのないコーヒーと同じです(ふるっ)
そこで、邪道ではありますが、黒茶の汁をボウルに移してバタバタとやってみました。
それでも、上手いこと泡だたない…。
あ、 塩を忘れてた!
ということで、沖縄土産の愛用中の塩をひとつまみ投入!
再び、バタバタバタ…
ちょっとだけ、泡立ちました。
器にお茶を移して、完成です(いいのかなあ、これで…)

【飲んでみた】Photo_2
うーん、間違いなく黒茶の味です。
古い蔵に閉じ込められた気分(笑)
ただ、塩を加えて泡立てたことで、そのまま飲むよりはマイルドな口当たり。でも、ネットで「バタバタ茶」の情報を調べると、どうも泡はこんなもんじゃないらしい。ふんわりとこんもりと、器の上を覆うくらいに立てるらしい…。
たしかに、そのくらい立てると、さらに風味はマイルドになるかもしれません。でも、あの茶筅では、これが限界なんだけどなあ…。泡立ったそばから、ぱーっと消えていってしまうんです。
右腕、いたい…。
とりあえず今日はこのへんで。
一応、900ccの水で煮出したので、まだまだたっぷり「黒茶の汁」は残ってるのですが、これ以上飲めません。淹れ方に問題があるんだと思います。茶葉が少なかったのかなあー。
まだまだ研究の余地ありってかんじです。
地元の人がやっている、本場の淹れ方で飲んでみたい。
そのうちまた、挑戦してみたいと思いまーす。

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2009年3月 6日 (金)

「バタバタ茶」を飲む 其の一

富山県の下新川郡朝日町というところに伝わる、「バタバタ茶」というお茶があります。Photo

富山に長く住んでいた私ですが、このお茶のことを知ったのは、富山を離れて20年近くたったここ数年のこと。実家が朝日町から離れているせいかもしれないけれど、富山県の人ならみんな飲んだことがあるってほどポピュラーなものではないと思われます。
ネットでこのお茶を扱っているサイトを見つけたので、即注文するも、「品切れ中なので、入荷したら連絡します」との返事。でも、それっきり1年以上入荷のお知らせがない…。しびれを切らし、そのサイトはあきらめて、母親の友だち経由でようやく手に入れました。
送られてきたのは、
バタバタ茶の茶葉(100g)と茶筅(ちゃせん)のセット。Photo_2

茶葉は黒茶で、これを煮出したものに塩を入れて、二連の不思議な茶筅をバタバタ左右に振って泡立てて飲むらしい。
パッケージの説明によると…
「室町時代(1427年ごろ)真宗本願寺八世蓮如上人が越中布教の節、朝日町蛭田ですでに飲まれていた黒茶を、供茶・酒飯茶に利用したと推定されています」

供茶…って?
仏前に献じるお茶のことだそうです。
普通の供茶は、お湯の上に抹茶を落として、茶筅を使わずにそのまま献上するというけれど、この場合は茶筅を「バタバタ」させてから出したのだろうかー。
それとも、泡を立てずそのままー。
その辺の詳しいことはよくわかりません。
黒茶(後発酵のお茶)は、嫌いじゃないのですが、クセの具合によっては「ご勘弁をー」ってときもあるので、ちょっとどきどき。
飲んでみた感想は、次回ご報告します。

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2009年1月30日 (金)

吉野銘茶「嘉兵衛番茶」を飲む

昨年の秋ごろから、たびたび飲んでいるお茶があります。Photo

その名は、嘉兵衛番茶(嘉兵衛本舗)。
奈良県の吉野地域で主に生産されているものです。

茶葉は見ての通り、「落ち葉系」。
落ち葉系といえば、足助の寒茶や、京番茶、岡山の美作番茶(これはまだ飲んだことナシ)などなどありますが、作られ方はそれぞれ違います。Photo_2


●足助の寒茶は、刈るー蒸すー天日干しー陰干し

●京番茶は、刈るー蒸すー焙じる

●美作番茶は、刈るー蒸し煮ー天日干し(煮汁をかけながら)

●嘉兵衛番茶は、刈るー蒸すー天日干しー砂入焙じ機で焙煎

違うと言っても、似てるとも言えるこの工程。
でも、味はそれぞれ確実に違います。

足助の寒茶はどこかプーアールを思わせる香りがあった。

京番茶は、強烈なタバコ臭さ(焚き火っぽくもある)があった。

じゃあ、嘉兵衛番茶は?Photo_3

ほとんど、クセなし。
さっぱりとした、力強い番茶って感じです。
淹れたての香りは極上で、雨上がりの秋の野山を思わせ、どこか懐かしい気持ちになります。
後味もすっきり。

以前、足助の寒茶を飲んだときも思いましたが、天日干しのお茶には、野生的な強いエネルギーを感じます。

ひと口飲むごとに、自然のエネルギーをおすそ分けしてもらっている感じ。

というわけで、
通常のほうじ茶は、ホッと一息つきたいときのお茶ですが、この「嘉兵衛番茶」は、活動前の気付けの1杯!
朝の仕事はじめや、午後の最初の1杯に飲んでいます♪

(こんなふうに淹れました)-ガサッと大きくひとつかみ、土瓶に入れて、熱湯を注いで2分浸出。茶葉はかさばるので、多いかな?と思うくらいが丁度いい感じでした。煮出して飲んでもいいと思うのですが、私は急須でいれた味のほうが好みです。

(写真・パッケージ)-パッケージに書かれているところによると、「血糖降下、糖尿改善、血圧低下に効用」だそう。すごい、言い切っちゃってる…。

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2008年2月 5日 (火)

ひとりあそび…

Q  わたしはだれでしょう Photo_9

A  サーモスの保温ポットです

先日、ポットを買った記事を紹介した際、にゃうさんから「岩とびペンギンに似てる」とコメントをいただいたので、目をつけてみました。

あら、けっこうかわいい。

今日はこの状態で使っています。

お湯を注ぐとき、なんだかちょっと笑ってしまいます。

ところで、このサーモスのポットの使い心地ですが、なかなかよいです。前の保温ポットの保温力がいかに低かったかを、今さらながら知りました。

しかも、前のポットはよくしゃべった。Photo_10

というか、熱湯を注いで蓋をしたあとに、空気が漏れるかなにかして「ごにょごにょごにょ…」とよく鳴いたんです。

これが、男の人がぼやく声にすごくにていて、何度夫だと思って「なに?」と返事をしてしまったことか(笑)

サーモスはしゃべりません。保温力の高さの証ですね。

でも、この目をつけた状態で、ごにょごにょいわれたら、それはそれでカワイイかも。

急須を見てたら、ついこれにもつけたくなってしまいました… Photo_11

Photo_12

目の位置を変えると…

(しつこい)

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2007年7月26日 (木)

「碁石茶」を飲んだ!

Photo_66 以前から気になっていた「碁石茶」をネットで注文。

昨日、手元に届きました~!

碁石茶とは…

高知県大豊町に古くから伝わるお茶。

発酵させて漬物のように樽に漬け込み、固形状にしてカットして作ります。そのカットした形状が「碁石のよう」ということで、茶の名前が付いたのだそう。

碁石茶1杯に「ヨーグルト250グラム相当の乳酸菌が含まれる」ってことで、健康番組で取り上げられてちょっと有名になりました。

碁石茶を淹れてみたPhoto_67

湯温をどうするか…?

商品のパックには「60~70度」と書いてあるのに、同封の飲み方を説明した紙には「熱湯」と書いてあり、ちょっと悩んで購入元へ連絡しました。

私としては、「番茶はたいてい熱湯で淹れるのが普通だろう~」と思っていたのですが、答えは「60~70度」。

なんで?なんで? 玉露でもないのに、なんでそんなに低い温度なんですか~?

玉露や高級煎茶を低温で淹れるのは、「テアニン」という旨み成分が低温で引き出されるからなのですが、番茶にテアニンってありえなさそうだし…。

その理由は、碁石茶に含まれる乳酸菌を生かして抽出するためだそう!

なるほど~

碁石茶を飲んでみた

「あ、古い倉庫くさい…」

というのが一口目の感想。

正直、一杯全部飲みきれるか、不安になってきました。

が、二口目、三口目…と飲みすすめると、特有のほこりくさい感じは気にならなくなり、柔らかな酸味と、ローカル番茶特有の枯れ草っぽい香りが心地よくなってきました。

この酸味が乳酸菌なのでしょうか?

最初は、「お茶がすっぱいなんて…」と少々戸惑うかも知れませんが、これが結構クセになるんですね~。

酢のような強烈なかんじじゃなく、まる~い酸味。

この歳になると、そろそろ「初めて食べたわ!」って感動にめぐり合う機会も減ってくるんですが、今日は久々にその感動を味わいました~!

 

発酵系のお茶は好き嫌いが分かれるところですが、個人的にはプーアール茶より味に親しみを感じました。やっぱり、日本のお茶だからかなあ。

この手の込んだお茶、今では大豊町で3件しか作っていないため、「幻のお茶」とも言われています。

こういう、手の込んだローカル番茶は日本全国に細々と残っているけれど、碁石茶同様、製造を受け継ぐ人が少ないのが現状のよう…。

飲んで救おう! ローカル番茶

(下半期のスローガン 今決定)

というわけで2007年後半は、気になる全国の番茶を取り寄せて、その伝統の味を堪能していきたいと思います~。

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2006年9月 6日 (水)

足助の寒茶を飲む。

Photo_17

 足助の寒茶を淹れてみました。

寒茶は普通のお茶のように製造過程で揉まれてないのが特徴。そのため、エキスが抽出されにくいので、煮出して飲むのがおすすめだそう。

 1リットルの水をやかんに入れて沸騰させ、沸いたところで一掴みの茶葉を投入。2分くらいそのまま沸かして出来上がり!

 茶葉を淹れてぐつぐつ煮出していると、台所には「稲刈り直後の田んぼ」のような香り(わかるかな…)が広がり、なんだかとても懐かしい気持ちになった。単に乾燥した草の匂いというのじゃなく、大地の恵みと太陽の匂いを感じさせる力強くてあたたかい香り。 さて、湯飲みに注いで飲んでみると…

水色=ほうじ茶よりも少しうす目の黄金色。

香り=干草を連想させる香り。

風味=一口に含んだ瞬間に香りが広がり鼻を抜ける。普通の番茶に比べると、香りがしっかりしている。発酵控えめのプーアール茶のような香りも感じられる。最後に舌の奥を若干えぐみのようなものがかすめる感じがある。 ちなみに、冷めてもお茶の香りはしっかり残っていて、最後まで美味しく飲むことができた。

【感想】想像していた通り、やっぱりワイルドなお茶だった。私の贔屓の「献上加賀棒茶」が、着物の似合う色白の上品なお嬢さんだとしたら、フンドシ1丁でみこしを担ぐ若衆みたいなお茶。もちろん、褒め言葉である。Photo_18

【写真(小)の説明】葉っぱ=足助寒茶の茶殻(大きい葉)と玉露の茶殻(小さい葉)。寒茶のほうは、葉の厚みもしっかりしていて、香辛料のローリエみたいなかんじ。玉露の葉は、芽の部分拾ったので特に小さめだが、大きくても寒茶の葉の半分もいかないくらい。葉の柔らかさなどは、育ちきった寒茶の葉と比べると象と赤ちゃんの皮膚くらいの差があると思う。

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2006年9月 4日 (月)

落葉の季節…?

 Photo_14

 茨城はもう秋。落葉を拾ってみました…、というのはうそで、これは、本日宅配便で届いた「足助の寒茶(あすけのかんちゃ)」(愛知県・三洲足助屋敷)。100750円也。『寒茶』とは、寒の時期(1/3~2/3)に採ったお茶の葉で作った茶で、このお茶の場合、山に自生している無農薬の茶の木を枝ごと切って、樽で蒸し、それを天日で干しあげて作る。

 通常お茶を作るときは、蒸した後に揉む作業があるのだが、このお茶は見てのとおり、もろ葉っぱ。送られてきたときも、がっさーっと豪快にビニール袋に詰め込まれただけの状態で、飾り気も商売っ気もゼロ。「美味しく飲んでね」的な愛想もゼロ。でも、この「裸で勝負」みたいな感じが新鮮で、ちょっとわくわくする。きっとこのお茶、エネルギーに満ちた力強い味わいに違いない!

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