2009年4月17日 (金)

高級ほうじ茶の味を再現したい! 其の一

お気に入りのほうじ茶は? と聞かれると、Photo

「丸八製茶場/献上加賀棒茶」「柳桜園茶舗/香悦」

と答えてきました。

上質の茎茶を浅めに炒ったタイプのこれらの2種は、何度リピートしても飽きることがなく、飲めば必ず幸せな気分にしてくれるお茶です。

この答えに今でも変わりはありません。

ですが、ですが、

最近まったく購入してません。

なぜかと言うと…

高いから。

献上加賀棒茶は、100g1,050円(送料/483円) もし200g購入すれば 計2,583

香悦は、200g1,680円(別途 タカシマヤのネットショッピングの送料/300円)計1,980

献上加賀棒茶については、風味を損なわずに美味しく飲みたいからと、50gパックで購入してたので、そうなるとさらに割高になり、200g購入時の金額は、3,003円(送料込み)

上質で美味しいものが高いというのは当然のことです。

でも、冷静に考えて、この価格のお茶を日常飲みするのは、私にはキツすぎる…。

というわけで、最近買い控えているわけです。

でも、「美味しいほうじ茶を飲みたい!」という欲求が消えるわけはありません。

「献上加賀棒茶や香悦に近い風味のお茶を、手ごろ価格で家で再現できないものかなあ」

ということで、手ごろな価格の「かりがね」や、質のよさそうな茎茶を入手して、せっせと焙烙で焙じています。

そして、先日購入したのが、この「水車むら農園」さんの「国産無農薬茶『茎茶』Photo_2 やぶきたみどり」(100g1,000円)

え? 100g1,000円じゃ、「献上加賀棒茶」と変わらないじゃないの。と思われた方、するどいです。おっしゃるとおり。

でも、商品に関して質問をさせていただいた流れで(茎茶にブレンドされてる葉の割合を質問)、今回は茎が八割以上のお茶も別途サービスしていただけることになったんです。

なんて、ありがたいことでしょう。

焙じるにしても、そのまま飲むにしても、茎の量を増減して、オリジナルの美味しPhoto_3 さを探求できちゃうわけです。

もちろん、「茎茶」の茎と葉の割合は、水車むらさんが自信を持っておすすめしているもの。まずは敬意と感謝の気持ちを込めて、そのままいただきました。

温度を変えることでなかなか味の幅が広がり、さっぱりとした中にも味わい深さを感じます。

しかし、私は焙じ屋でございます。

我が家にやってきたお茶は、みんな焙じられる運命にございますので、my焙烙にて早速焙じさせていただきました。

しゃかしゃかしゃか……

長くなったので、

焙じたお茶がどうなったかは、次回ご紹介します。

(写真)

茎茶といえど、茎だけが入っているわけではありません。茎メインではありますが、葉の部分もブレンドされてるんです。ちなみに、上が「茎茶(葉のブレンドあり)」下がサービスしていただいた「茎八割以上の茎茶」。

Banner_02

人気ブログランキングへ!

もしよろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください~♪

| | コメント (21) | トラックバック (0)

2008年8月 6日 (水)

「べにほうじ」に再挑戦!

以前、このブログで紹介したことのある、水車むら農園の「べにほうじ」(過去の記事)。

紅茶を焙じたちょっと珍しいお茶です。

結果的には、あまり口に合わなかった…というような報告でした。

が、その後、紅茶にも日本茶にもお詳しいTTDKさんから、「日本茶としてではなく、いわゆる紅茶のゴールデンルールにのっとって淹れてみたらどうかしら?」というアドバイスをいただき、再度挑戦することにしました!Photo

二人分の淹れ方

湯量  …… 360cc(一人分=150180cc

茶葉  …… 6g(一人分=3g

浸出時間 … 3

今回は使い慣れている土瓶型急須ではなく、紅茶用のポットを用意。

完璧に紅茶待遇です。

飲んでみた

あれ、なんか違うかも。

前とはちょっと、いや、けっこう違うかも。

まず、水色は前回にくらべるとぐっと濃くなりました。が、なぜか飲んだときの印象は意外とさっぱり。Photo_2

さっぱりだけど、香りはちゃんと出ているし、風味に奥行きがでた気がします。独特のクセのある香りは健在ですが、奥行きがある分、そればかりが目立たないので安心して飲めるのです。

ちなみに、以前はクセばかりが気になって、奥行きのない平板な印象でした。

ちなみに、前回の淹れ方は

湯量  …… 320cc

茶葉  …… 大さじ2強(78g

浸出時間 … 30

こうやって見ると、ぜーんぜん違いますね(苦笑)。

茶葉の量はともかく、浸出時間がとてつもなく違う。

このときは、完全ほうじ茶待遇だったので、これ以外考えもしませんでした。

うーん、わたしって石頭。

同じ茶葉でも、淹れ方で味は大きく変わる。

…ということは、よーくわかっているつもりでしたが、こうやって体験してみると、あらためてびっくりです。

もしかして、淹れ方がお茶の性質に合ってないばかりに、闇に葬ったお茶が今までにもあったかもなあ…(遠い目)

お茶との向き合い方を、久々に考えさせられたのでした~。

TTDKさん、そのきっかけを与えてくださってありがとうございました!

(写真・上) 十数年ぶりにひっぱりだした、紅茶のポット。どう角度をずらしても、私が写ってしまいました…。

(写真・下) 上の写真は暗すぎたので、お茶の色がわかりやすいようにと、ベランダで再撮影。そして、今度は洗濯物が映りこむの巻…。

Banner_02 人気ブログランキングへ!

もしよろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください♪

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年4月30日 (水)

おどる茎茶

焙烙で茎茶を焙じると、けっこう笑えます。

茎茶はゆうさんがおまけにつけてくださったもの。Photo

厳選されたとてもいい茎茶です。

これを十分熱した焙烙に注ぎいれると…

彼らがモゾモゾとおどりはじめます。

薄緑のぺったんこだった彼らが、急激な温度変化でぷーっとふくれだすのですが、集団でふくれるときのその様子は、一見の価値ありです。

全体にこんがり色づいたころには、平たかった茎がふっくらとした丸太状に。

これに、ぐらぐら煮立った湯をじゅわーっとかけると…それはもう見事な黄金色の液体の出来上がりです!

※写真/平らな茎茶が、焙烙で熱を加えるとこんなにプックリ!Photo_2

焙烙の使い方も、繰り返すうちにだいぶん上達してきた気がします。

はじめは、しゃっしゃしゃっしゃ振っていても、ムラが多かった。茶色いところは焦げ臭いほど茶色く、でも1/3程度の茶葉は、まだ緑っぽい…というような感じ。

何がわるいんだろう…

あらためて、「しゃっしゃしゃっしゃ」しているときの、茶葉の様子をみると、ぜんぜん茶葉が混ざってない!!

丸い焙烙の底を、茶葉が同じフォーメーションのままくるくる回っているだけだってことに気がつきました。

これでは、焙烙にじかに接している部分は、いつも同じ茶葉。上の部分にはなかなか火が入らず、緑色しているわけです。

そこで、「しゃっしゃしゃっしゃ」に加えて、ときどき「ひょっ」と、炒め物を返すときの動きを加えてみました。

しゃっしゃしゃっしゃ ひょっ しゃっしゃしゃっしゃ ひょっ ひょっ

うーん、いいんじゃないの~? この動作にしてから、だいぶんムラが少なくなってきました。

たいへんささやかなことではありますが、昨日よりも何かが進歩したって、うれしいなあ♪

※写真Photo_3

最近、スーパーへ行く途中の電柱で、青い鳥に出会います。幸せの青い鳥? なんだかいい気分です。結構大きめだから、幸せも増量のはず。みなさまにもおすそ分け。写真は撮れなかったので、手持ちのポケットガイドを複写。「イソヒヨドリ」というらしいです。

Banner_02 人気ブログランキングへ!

もしよろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください♪

| | コメント (9) | トラックバック (2)

2008年4月25日 (金)

焙烙(ほうろく)で頭皮の緊張がゆるむ…?

焙烙の話のつづきです。Photo

焙烙を送ってくださったゆうさんが、使い方を丁寧にイラストつきで教えてくださいました。

それによると、ポイントは焙烙に茶葉を入れる前に、3分以上焙烙を火にかけてアツアツに焼いておくこと。

それを見てがーーーん!

《ぜんぜん違うことしてた……》

今までは、冷たい焙烙に茶葉を放り込んで、じわじわ加熱していました。

まあ、それでもそのうち、ほうじ茶らしい香りは立ってきますし、それなりに茶葉は焙じられ、飲めました。

「自宅で焙じると、こういう感じなのね」

とナットクしていました。

が!

今回おそわったやり方で焙じてみて驚きました。

断然、香りがいい! 淹れたときの香りの立ち具合なんて、我流と比べたら月とすっぽん。

やっぱり、道具は正しく使わなきゃいけませんね。

ちなみに、

「冷たい茶葉を高温の焙烙に入れると、葉の水分が一気に水蒸気に変わるため、気泡ができて葉が膨らみます。これが、おいしさの秘訣」なのだそうです。

はーーーっ。

目からうろこです。

写真は今朝焙じたときのもの。使ったのは焙烙セットについていた袋布さんの茶葉です。未熟者なので、火の入り方にムラはありますが、風味バツグン!

(注・写真は焙烙に入れたままの状態ですが、本来は焙じあがったらすぐ別容器に移して冷ますか、急須に入れてすぐ湯を注いでいます。焙烙に入れっぱなしにしてると、余熱で焙じすぎになっちゃいますので)

でも、焙烙を使ってお茶を焙じることの醍醐味は、なんと言っても焙じているときに部屋中を満たすあの香り!!

あの香りの中にいると、ふ~っと力がぬけてきて、普段何もしてなくてもどれだけ身体に力が入っていたかってことを実感します。

とくに、頭! おでこから頭全体の皮がゆるーっとゆるむのを感じます。意外な場所に力が入ってるもんですね。

私にとって、焙烙で茶葉を焙じる作業は、お香やアロマセラピー以上のリラックス効果があるようです。

日ごろ、お茶に無反応な夫も、焙烙でお茶を焙じ始めると

「お茶屋だ! お茶屋の前を通りかかったときのにおいだ!」

と騒ぎだします(笑)。Photo_2

ああ、写真だけじゃなく、この香りもお届けできたらいいのに~!!!

次回は「茎茶を焙じるとむくむくむく…?」

ほうろく話はつづく♪

よろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください~♪

Banner_02 人気ブログランキングへ!

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年10月31日 (水)

加賀棒茶ゼリーを作った! そして、「ほうじ茶クリーム」も試作!

先日お取り寄せした「加賀棒茶ブリュレ」の空き瓶を使って、「加賀棒茶ゼリー」Photo を作ってみました。

まあ「作ってみました」って胸をはるほどのものでもなく、加賀棒茶を濃い目に入れてゼラチンで固めただけなんですけどね。

でも、せっかくなので作り方を紹介します。

【加賀棒茶ゼリー】

材料

     水 300cc

     加賀棒茶 大さじ2(山盛り)

     砂糖 小さじ3

     ゼラチン 5g

     生クリーム 適宜

     山椒の粉 少々

作り方

1・鍋に水を入れて、沸騰したら茶葉を入れて弱火にして1分おく。

2・1にあらかじめ湿らせておいた粉ゼラチン、砂糖を加えてよく溶かす。

3・粗熱をとって、器に注いで冷やし固める。

4・固まったら、生クリームを絞り、好みで山椒の粉、加賀棒茶の茶葉を散らす。

ゼリーは砂糖を入れているものの、ほとんど甘みを感じない程度なので、生クリームに砂糖を加えてバランスをとりました。

「棒茶を散らして、食べられるの~?」

と思われるかもしれませんが、献上加賀棒茶なら、さくさくっと食べられちゃうんですよ。ただ、これは食べる直前に散らすのが原則。

時間がたつと、棒茶が生クリームの水分をすっちゃってへなへなになり、さくっとはいかなくなります。

げんに、前もって散らしておいたゼリーを夫にだしたら、

「食えないものが入ってる…」

と、魚の骨を出すみたいに口から棒をつまみ出してました。

ゼリーの味ですが、濃い目に煮出しているので、献上加賀棒茶の苦味と香りがしっかり主張しています。

ほうじ茶を使ったデザートは、抹茶ほど香りがたたなくてぼんやり味になりがちですが、これに関しては「もろほうじ茶」って感じです。

おそらく、お茶ゼリーは何茶で作っても失敗することはないですよねー。

だって、お茶をゼラチンで固めただけなんですから(笑) 

でも、お茶がぷるんとした固体になって、それが口の中ですーっと溶ける!って感覚は、結構新鮮で楽しいものです。

あ、そうそう。生クリームがあまったので、Photo_2

先日パン子さんがコメントを寄せてくれた

「インスタントほうじ茶を使って、

『ほうじ茶クリーム』を作ったら…」

のアイデアを試してみました!

生クリームにサササッとインスタントほうじ茶を振りいれて、泡立ててみると…。

うっすら茶色がかったホイップクリームができました~。

といっても、写真は相当見づらいですよね…。

しかも、クリームの絞り方が不慣れお恥ずかしい…。

でも、味のほうはパーフェクトな「ほうじ茶クリーム」でしたよ。

パン子さん、これは使えます! 

ぜひとも、これを応用して美味しいパンを作ってくださいませ~♪

よろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください~♪

Banner_02 人気ブログランキングへ!

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007年6月13日 (水)

実験 烏龍茶を作った

さてさて、お茶作りの続きです。

煎茶を作った残りの茶葉で、引き続き烏龍茶作りに挑戦しました! 

煎茶は茶葉の鮮度が大事ですが、烏龍茶は「半発酵茶」なので、それほど鮮度にこだわらなさそう(勝手に判断)ということで、煎茶作りの翌朝から取り掛かりました~!

基本的な烏龍茶作りの工程

1・日干萎凋 → 2・室内萎凋 → 3・炒葉 → 4・回軟 → 5・揉捻 → 6・乾燥

それぞれの作業の意味は…

1・日に当てて茶葉を萎れさせ、ときどき攪拌する。萎凋は発酵茶を作るときの最初の特徴的工程

2・さらに室内で茶葉を広げて萎れさせ、攪拌する

3・手炒り釜などで高熱で炒り、発酵を止める

4・濡れた布で茶葉を包み、茶葉をやわらかくする

5・茶の成分が溶け出やすいように、揉む作業

6・日持ちをよくするために、熱風で乾燥させる

…ということなのですが、これまたまったく見たことのない世界。

ただ、この工程をざっと読んだ感じ、煎茶に比べて「揉む」作業にあまり重点が置かれてないので、ちょっとラクそうな予感がします。これは、けっこういい線いくかも…?

【茶の子流 手もみ烏龍茶】

※烏龍茶の作り方に関しては、公園で資料をもらえなかったので、日本茶インストラクターのテキストの固い説明文を元に、自分流に解釈してアレンジしたものです。

1・生茶葉を天日で萎凋します。Photo_45

ベランダにダンボールを敷いて、その上に薄く茶葉を広げ、約1時間くらい置きます。このとき、あまり強い日光じゃないほうがいいみたい。私は日光が強すぎて、茶葉の1/4ぐらいが黒っぽくなってしまいました…。半日陰のような場所で、ときどき混ぜ合わせながら置き、葉表面のツヤがなくなり、葉がタラ~ンと萎れた格好になるようになるのが理想的ということで、それに習います。

2・ダンボールごと室内に引き上げて1~2時間置きます。

途中2回、茶葉を軽く混ぜました。教科書には、「葉縁は紅褐色、芯は銀白色、葉面の1/3~2/3が紅褐色になり、熟した果物のようなにおいがしてくるのが目安」と書いてあります。

…が、私の場合は、茶葉が茶色っぽくなってきた…という感じがありましたが、「紅褐色」ってふうではありませんでした。なので、「わあ、萎凋しすぎて腐った!」と思って、この時点で1/5くらい思わず捨ててしまいました…。今思うと、あれが紅褐色ってやつだったのだろうか…。

3・油分などをしっかり取り除いた、深めのフライパンに茶葉を入れ、中火で炒りPhoto_46 ます。

教科書には、「青臭が消えて熟果香を発し、手で握ると茶縁が乾いてやや脆くなり、刺激が感じるくらいが好ましい」とあったので、香りと手で握ったときの若干の乾燥具合を目安に火からおろします。

4・さらしの濡れフキンで茶葉を包み、約20分置いてしっとりさせます。Photo_47

こうすることで、このあと揉みやすくなるのでしょう。

5・茶葉を揉みます。Photo_48

教科書によると「揉捻は加重を弱く時間を短めに」とあるので、片手で握ってはほぐし、握ってはほぐし…という作業を5分程度繰り返しました。

6・茶葉を乾燥させます。Photo_49

90度くらいの熱風で乾燥するさせると教科書にありましたが、我が家にはそんな程のいい乾燥機はありません。なので、フライパンに茶葉を入れた上から茶葉が飛んでいかないようにザルをかぶせて、ドライヤーのHOT(ターボ)で乾燥させてみました。でも、温度が低いせいか、なかなか乾ききらないのでイライラ…。でも、温風をかけるうちに、ふんわりと烏龍茶の華やかで爽やかな香りが漂ってきました。

このとき、「面倒くさいから、炒って一気に乾かそう!」と、火にかけてみたのですが、そうすると特有のいい香りがたってこなくなったので、この工程ではやはり熱風で乾かすことがポイントのようです。こうして、適度に茶葉が乾いたら出来上がり!

さあさあ、これが自家製烏龍茶でございます~!Photo_50

烏龍茶の茶葉だけだと、前回の煎茶との違いがわからなかったので、二つを並べて撮影してみました。

どっちがナニ茶かわかりますか~?

答え

右が煎茶 左が烏龍茶

烏龍茶のほうが、微妙ですが茶色っぽいんです。写真で伝わるかなあ…。

そして、香り!

この違いは歴然としていて、先の煎茶とはまったく違う香りです。

煎茶のような緑を思わせる香りはどこにもなくて、烏龍茶特有の花っぽい果物っぽい、清涼感ある香りです。とはいえ、本物の烏龍茶には負けちゃいますけどね~。

ではでは、お茶としての風味はどうでしょう。沸騰したて100度の湯で淹れてみました。

風味Photo_51

口に含んだときに、ふわっと花のような香りが鼻にぬけます! これって間違いなく半発酵茶の特徴でしょう。正直、前回の煎茶より華やかで美味しい! ただ、本場の凍頂烏龍なんかと比べたら、あそこまで風味にインパクトはありません。萎凋の工程が甘かったんでしょうか。ちょっと遠慮がちな烏龍茶って感じです。 

水色

これも、写真ではわかりにくいかもしれませんが、緑っぽさはほとんど感じられない黄金色です。

ちゃんと烏龍茶らしくなってくれました。

2煎目以降

中国茶のよさって、日本茶以上に何煎目も美味しく飲めるところですが、これに関してはダメダメでした~。2煎目はなんとかいけますが、3煎目になると色は多少あるものの、風味はほとんどナシ。揉捻に加重をかけすぎるな!という言葉を気にしすぎて、揉みが甘すぎたんでしょうかね…。

カフェインやカテキン類の含有量

もちろん、うちには分析器はありませんが、私の胃はこれらの成分に大変敏感に反応するのでその結果から判断すると…

普通の烏龍茶並みにカフェイン、カテキン類、タンニンを含む! と思われます。この日の夜、すご~く胃の調子が悪くなりましたから…(涙) 

昔、自分の体に合わないことに気が付かず、どっぷり中国茶にはまり、体調を崩した辛い日々を思い出しました…。今回はつい油断してしまいましたが、今度飲むときは、おなかいっぱいご飯を食べたあとにしなくては!

感想

我ながらなかなかの出来でした! お茶に無関心の夫も「このお茶、美味しいね」と言いましたから間違いないと思います。

しかも、揉む工程が少ないので、煎茶に比べると結構簡単に出来てしまいました。簡単なわりに香りが高く、お茶の個性が明確。初心者にもオススメです。

萎凋の時間や日光の具合で、色や風味も微妙に違ってくるはず。たくさん茶葉があったら、いろんなパターンを実験してみたかったです。

それにしても、前回の煎茶と今回の烏龍茶は同じ茶葉生まれ! 

「日本茶、中国茶、紅茶は同じ茶の木から生まれるんですよ~」

というのはお茶講習会の常套句ではありますが、今更ながら、「本当にそうだったんだ…」って妙に感心してしまいました。

大変なが~いレポートになってしまいましたが、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました~♪

Banner_02_63  人気ブログランキングへ!

みなさんのクリックが励みになっています~♪「日々是ほうじ茶」を応援してください

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年6月 8日 (金)

実験 煎茶を作った

1

紙袋に入れてもって帰ってきた生茶葉は、自宅についてみると少々しんなり…。

家に帰ってきて、摘んだ生茶葉の入った紙袋を空けてみると、ふわっと花っぽい香りが! 

なんていうか…烏龍茶の香りです! たぶん、紙袋を日の当たる車の後部座席に乗せて来たから、袋の中で発酵しかけていたのでしょう。

この香りを嗅いでしまったら、烏龍茶も作ってみたくなっちゃいます。ということで、500グラムの生茶葉を半分に分けて、煎茶と烏龍茶を作ることにしました~!

基本的な煎茶作りの工程

1・蒸熱 → 2・粗揉 → 3・揉念 → 4・中揉  → 5・精揉 → 6・乾燥

これが、日本茶インストラクターの試験にも必ずといっていいほど出る、煎茶作りの流れ。それぞれの作業の内容と意味は…

1=蒸して酵素の活性を止める

2=熱風の中で混ぜて揉んで、水分を50%くらいに落とす

3=十分に揉んで水分を揉み出し、水分を均一にして形を整える

4=軽く揉みながら乾燥。よって細くする

5=針状に成型する

6=日持ちするように水分を5%まで減らす

という感じです。と、偉そうに言いましても見たことありません。でも、それぞれの作業の目的はだいたいわかるので、そうなるようにやればいいだけ!! 愛を込めてがんばるわ~。

【茶の子流 手もみ煎茶】

※…ってほどのもんでもないんですが、公園でもらった作り方のプリントや独自の資料、そして私のカンなんかを混ぜ合わせたものです。

1・生葉を蒸します。蒸し器を持っていないので、深めの鍋に湯を沸かし、湯飲み3 を逆さに沈めてその上にザルを置きます。その中に生葉を入れて蓋をして40秒蒸し、蓋を開けて菜箸に葉がクタッと引っかかるくらいになったら取り出します。生葉が均等に蒸しあがるように、茶葉は2回に分けて蒸しました。

2・蒸した茶葉をザルに広げて、うちわで扇いで冷まし、茶葉の水分を飛ばします。

3・油気をしっかり落としたフライパンを弱火で熱し、2を入れてかき混ぜながら4_1 水分を飛ばします。公園でもらった作り方によると、フライパンの表面温度は120度くらいが目安だそう。このとき、葉を手でつかんでみて、体温と同じぐらいの温度になるように調整。温度が上がりすぎるなら、時々火を消して調整します。

4・揉みます。といっても、フライパンの上に手をついて揉み込むと火傷をするので、茶葉を一握りつかみとって、力いっぱいぎゅっとひねりつぶしたり、両手の平の間でこすりながら揉んだりを繰り返します。ある程度揉んだら、フライパンの熱で乾かし、また揉む…。これを1時間半繰り返しました。5

※(反省)=本当はきれいなまな板の上などで、腰を入れてぎゅっぎゅっと揉み込んで水分を出させるのがいいようです。また、揉み込む作業を3時間続けるとも書いてありましたが、夕飯を作る時間になってしまい断念…)

5・火を最小に弱め、焦がさないようにフライパンで乾燥させたら出来上がりです。

とりあえず、完成しました、初めての自家製煎茶!6

どうでしょうか…? 煎茶に見えますか?

ちなみに、茶葉の香りは、いっぱしの煎茶風です! でも、煎茶の命である揉みの作業を甘く見てしまったせいで、撚り(より)が甘い、無骨な見かけですね。

でも、お茶は風味が大事! 飲んで見なきゃわからないわっ。ってことで、淹れてみました。

風味

(湯温70度の場合)

手塩にかけて育てたわが子は可愛いので、高級茶扱いして低温で淹れてみたところ、ぜんぜん色がでません(あえて言うなら薄い卵色)。

風味なんて呼べるものもなく、微かにお茶風味の白湯って感じ…。やっぱり、揉みが足りなかったから? どうやらわが子は高級煎茶の仲間ではないようです(当たり前か…)。

(湯温90度の場合)

どうにか煎茶の色のお茶がはいりました! おおっ、苦味はなかなか程よいです。Dscf1502 高級茶に期待できる甘みや旨みというもは弱いのですが、飲んだあとに独特のいい風味が残ります。なんていうんでしょう、緑っぽいんだけど、青臭さとは違うもう少し熟成された深みのある香り。奥久慈の茶畑の景色を鮮やかに思い起こさせるような、爽やかな香りなんです。摘んですぐに作ったお茶だから? それとも、摘んできた者の欲目なあ…。

感想

いや~、ドシロウトでも、なんとかお茶が作れることがわかりました。

正直、得体の知れない飲み物が生まれて珍実験になることも覚悟していたのですが(それはそれで楽しいけど)、結構まともな結果におちつきました(笑)

1回やってみると、「ああ、ここはこうすればよかった」っていうところがでてきます。きっと、もう何回か続けて挑戦できたらいい線いきそうなのになあ~って思ったりしますが、今回の茶葉は500グラムのみ。リベンジは来年って感じです。

さあ、次回は残りの生茶葉で烏龍茶作りに挑戦したレポートをご紹介しますね♪

もしよろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください♪

Banner_02_62 人気ブログランキングへ!

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年6月 6日 (水)

奥久慈茶の里公園へ行く

Photo_37 週末、念願の奥久慈茶の里公園に行ってきました。

町役場のホームページ情報によると、茶摘、茶揉みができる(要予約)って書いてあったので、はりきって電話したら、「茶揉みは5名からです」とのこと。がっかり…。

茶摘なら1人からOKってことなので、とりあえずそれを目的に車で2時間以上かけて公園へ向かいました!

八十八夜は過ぎたとはいえ、新茶シーズンだし、親子連れでにぎわっているかと思いきや、人はまばら。

とりあえず、売店に隣接した食堂で二色そば(普通のそば+茶そば)で腹ごしらえをしてから、茶摘コースへ!Photo_38

事務所のお姉さんに竹カゴを1つずつ渡され「30分200円ですけど、1時間だろうと好きなだけ摘んでていいですよ~」と太っ腹な言葉をもらい、イザ茶畑へ! 

「茶摘はねえ、一芯二葉って言って、上から3番目までの葉のところで折るんだよ」

日本茶インストラクター風ふかせて夫に説明してみましたが、きわめて薄い反応…。

しかし、私自身、本物の一芯二葉を見るのははじめて。1つ目を摘んだときは、「この葉っぱからすべてのお茶が始まるのか~」と思ってじ~んときてしまいました。

茶葉は虫がつきやすいと聞いていましたが、確かによく見ると真っ黒で体の大きいアブラムシやよくわからない虫がけっこう葉の裏についてます。

できるだけ、虫に集られた葉は避けて、やわらかそうな黄緑がかった茶葉を摘んでいきます。

そして、摘むこと50分。

選びながら摘んでたものだから、あまり量は採れず、二人分合わせてようやくカゴ1杯。量ってもらったら500グラムでした。

「家でお茶作れますから、やってみてください~」

事務所のお姉さんが、「フライパンを使って日本茶を」というプリントをくれました。

すご~い!! 自分でお茶を作れるのですか~?

興奮して鼻から煙が出そうです。

初めてのお茶作りの様子は、次回に続きま~す☆

Banner_02_61 人気ブログランキングへ!

もしよろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください~♪

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年3月25日 (日)

実験 紅茶のほうじ茶を作る

Photo_104 とうとう紅茶を焙じてしまいました。

紅茶好きの方が見たら怒るだろうな…と思いつつ、トワイニングのティーバックセットから、大好きなアールグレイをチョイス。

ティーバッグをはさみで切って、茶葉を焙烙に移し、弱火にかけること約30秒。焙烙を火から少し離して揺すると、ベルガモットの芳しい香りがふわっと広がって、思わずうっとり。

ティーバッグに使われる茶葉は、抽出時間を短くするために、茶葉がとても細かい(裁断されている)ので、うっかりするとすぐ黒コゲ状態に。熱が均等にいきわたるよう注意して焙烙を揺すること1分半。茶葉はいい具合にこげ茶色を極めているのに、なかなかほうじ茶特有の香ばしさが出てきません。

いつまでたってもベルガモットの香りを放ち続けるアールグレイ。

「わたしはアールグレイよ。火あぶりにされて灰になってもアールグレイなの!」

焙烙の中から、高貴な魂の叫びが聞こえてきたようなこないような…。

まあ、フレーバーティーだから、着香がしっかりされているってことなんだと思います。

だからって、ここであきらめるわけにはいかんのです。なんとか、ほうじ茶らしくなってもらわねば。

少し火を強め、辛抱強く焙烙を振り続けると2分ほど。白い湯気(煙?)が出始めたころから、それまでの香りから甘みが抜けてキリッとしたヒノキのような香りなってきました。そして、その奥にはかすかな焦げ臭が。

茶葉は砂鉄っぽい感じ。けっこう焙じたからなあ…。

茶葉を焙烙から急須に移し、熱湯を注ぐと… ジュワ~っといい音がして、スパイシーな木のような香りがふわっ。

抽出時間はほうじ茶に習い25秒程度とり、湯飲みに注ぎます。

【水色】

色は焙じる前より完全に茶色くなっていて、完全にほうじ茶色。

【風味】

香りはスパイシーなヒノキという感じ。

飲んでみると… こ、これは飲んだことない風味。

あれだけ焙じたんだから、さぞかし火香を感じるかと思いきやそうではなく、じゃあ、紅茶のままかというと、紅茶でもないような…。でも、和か洋か?というと、どちらかといえば洋の味。美味しいとは言えないけれど、未体験の新しい風味です。

【感想】

紅茶は煎茶に比べてカフェインを多く含むので、私のように紅茶が胃に強く当たるという人は試してみてもいいかもしれません(高温で焙じることで、カフェインが減るので)。

ただ、この手間をかけてまで、飲む価値があるかどうか…というと言葉につまってしまいます。

ヒノキのような香りを感じたのは、アールグレイの香り付けに使われているベルガモットオイルが、熱で変質したためでしょう。

ちなみに、ダージリンティーでも試してみましたが、わずかに和風が入り込んだ微妙な風味の地味なお茶になりました…。

紅茶を焙じれば、発酵茶独特の豊かな香りと焙じたことで生まれる香ばしさが合わさって、新しい魅力に出会えるかと思ったんですが…。うう~ん、残念!

茶殻に合掌…。

Banner_02_42 人気ブログランキングへ!

もしよろしければ、クリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください♪

 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年2月12日 (月)

実験! 碾茶を焙じる

Photo_91

Photo_92久々になにか新しい素材を焙じたくなって、日本茶インストラクターの勉強用に入手して未開封だった、碾茶(てんちゃ)を焙じてみました。

「てんちゃ」と音で聞くと、つい「甜茶」を連想してしまいがちですが、まったくの別物。碾茶は「玉露」「かぶせ茶」などと同じ※被覆栽培で育てられたお茶で、渋みよりもまろやかな旨みが特徴のお茶のことです。

といっても、碾茶はそのまま湯を注いで飲むものではありません。これは抹茶の原料で、主に石臼などで挽いてお手前などに使われるわけです。

形状は上の写真のように、青海苔みたいなうすっぺらく、光に当てると鮮やかなうす緑色がきれい。茶葉自体の香りは「茶の香り」というより、子供の頃、健康のために飲んでいた「クロレラ」の錠剤みたいな香り。たぶん葉緑素の香りなんでしょう(こんな例えじゃ魅力が伝わらないですよね…。でも、爽やかな緑の香りなんです)

ではでは、マイ焙烙に大さじ2.5の碾茶を投入。

中火にかけ、こまめに火から話して小刻みに揺する…この動作を繰り返すこと1分半。爽やかで芳しい茶の香りが立ちはじめます。

そのまま、焦がさないように気をつけながら焙烙を揺すること2分半。かすかに煙が立ち、茶葉の鮮やかな緑が全体的にくすみ、一部の茶葉が茶色っぽくなったところで火からおろします(写真・中央)。

さて、焙じあがった茶葉を急須に入れ、沸かしたての湯280mlを注いで、蒸らすこと25秒。

黄金色のほうじ茶がはいりました。見た目は合格!Photo_93

さて、風味のほうですが、

りは、香ばしさというより、ほのかな緑の香り。

味は、普通のほうじ茶より苦味が強い。碾茶は栽培方法により苦味成分であるカフェインが多く含まれるので、そのせいかもしれません(焙じたことで随分減っているとは思いますが)。

それらの結果から、

「焙じ碾茶」は、それ単独で飲むより、通常のほうじ茶のブレンドに用いるのがよさそう! という結論に。

お茶の苦味を嫌う方もいますが、あっさりとしたほうじ茶には、多少の苦味がプラスされたほうが風味が立体的になり、深みが増すような気がします。

いつか、「茶の子茶舗 特製ブレンドほうじ茶」を作るときには、この「焙じ碾茶」を加えることにしましょう~。

※被覆栽培

覆下栽培(おおいしたさいばい)とも言われ、日光を遮って新芽を生育させる栽培方法のこと。成長期の茶芽は直射日光を遮ると、渋みが少なく、甘みとコクが強いお茶ができるのです。

Banner_02_36 人気ブログランキングへ!

よろしければクリックで「日々是ほうじ茶」を応援してください♪

| | コメント (2) | トラックバック (0)